既存薬･メクリジンを用いた軟骨無形成症の根本的治療法の研究をされている名古屋大学医学部附属病院の松下雅樹先生から、このほど始める治験についてご連絡をいただきました。

今回の治験は、5歳から10歳の軟骨無形成症児を対象に、メクリジンを2週間連続投与して安全性を確認するものです。治験では、投与開始日と8日目、終了日、終了後7日目の4回の受診が必要になります。

メクリジンは以前から市販の乗り物酔い止め薬に使われている薬剤で一定の安全性は確認されていますし、新たに開発された薬剤と比べても安定供給性や価格面等で安心感があります。

今回の治験では投与期間が2週間ということと安全性の確認を目的としているため身長改善効果は見込めませんが、この治験データがないと次に行われる1年間投与して効果を見る治験に進めないという大切な研究となります。

ご多忙中、またコロナ禍でご不安な中だとは存じますが、治験の参加に向けて前向きにご検討いただきましたらありがたく存じます。 なおお問い合わせや参加申込み等は、名大病院の松下雅樹先生（E-mail:masakim★med.nagoya-u.ac.jp）にご連絡いただければありがたく存じます。（極力メールでご連絡ください。★を@に変換してください。） 

よろしくお願いいたします。

つくしの会　事務局